曹洞宗の寺院で、大久山永福寺といいます。慶安元年(1648)創建と伝えられています。永福寺の門を入ると、新宿区には珍しい露座の金銅仏と地蔵菩薩像とが静かに迎えてくれます。
一つは宝暦6年(1756)建立の大日如来坐像で、像高一・一七メートル、権大僧都亮長の発願によって、長谷川国得により鋳造されました。
他の一つは地蔵菩薩の半跏趺坐(左脚を垂れ、右脚を曲げて腰かける)像で、像高は一・〇八メートル。こちらには建立の事情が細かく刻まれ、発願主が前天正寺全戒、化主が祖俊光道長老・黙道戒音長老・現永□□(不明)成純、鋳物師が粉川一正で、嘉永6年(1853)4月に造立されたことがわかります。
また墓地には、元禄11年(1698)に寄進された庚申塔や六角柱の各面に六地蔵を浮彫りにした石憧が目につきます。
◇新宿山ノ手七福神めぐり《福禄寿》
郵便番号 | 〒160-0022 |
住所 | 東京都新宿区新宿7-11-2 |
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