2023年3月7日(火)~4月2日(日)の期間、平和祈念展示資料館にて、
子どもや親子向け春休み企画「シベリア抑留ものがたり アニメとマンガでたどる戦争」が開催されます。
平和祈念展示資料館では、2023年3月7日(火)~4月2日(日)まで、子どもや親子連れに向けた春休み企画として、分かりやすいアニメとマンガで戦争体験をたどる「シベリア抑留ものがたり アニメとマンガでたどる戦争」が開催されます。
兵士として戦場に出征した後にシベリア抑留を体験し、帰国後に漫画家となった斎藤邦雄さん(さいとう・くにお、1920~2013年)の遺志を継いだアニメ作品『シベリア抑留ものがたり』の完成を記念して、同作品が館内のビデオシアターで上映されるとともに、常設展示室では斎藤さんが描いたマンガ約20点のパネルが展示されます。
斎藤さんは、兵士として中国で約5 年間の軍隊生活を送った後、終戦後にシベリアで約3 年間の抑留生活を強いられました。帰国後はマンガ家となり、コトバだけでは伝えにくい戦争を、わかりやすくまとめたマンガを残しました。極限の世界を生きた斎藤さんのマンガは、兵士と抑留をへて家に帰るまで約8年の軌跡をたどりながら、戦争に引きさかれた兵士と家族の哀しみ、戦争に負けてにげまどいながら日本をめざした引揚者、抑留中に飢えと闘う中で命をつないだ黒パン、ウクライナからシベリアに送られたニーナさんとの交流、再会を願う家族や亡くなった仲間への想いなどを、ユーモラスな一枚の絵として描いています。
●アニメ作品『シベリア抑留ものがたり』(約20分)の上映
アニメ作品『シベリア抑留ものがたり』のタイトルカット
「戦争の体験を子どもに伝えられる紙芝居のようなものを作りたかった…」という齋藤さんの想いを受けとめ、2023年3月に完成した『シベリア抑留ものがたり』は、兵士として戦場に出征し、終戦後にシベリアに抑留され、家に帰るまでの8年間を描いたマンガに、ナレーションやテロップ、音楽などを加えた、紙芝居のような約20分のアニメ作品です。
上映期間:2023年3月7日(火)~4月2日(日)
上映時間:1日7回 10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
併せて、斎藤さんが生前に戦争体験を語った証言映像(約20分)も同時上映されます。
上映場所:館内ビデオシアター
※都合により上映中止となる場合があります。
●特別展示 マンガでみる兵士・抑留者・引揚者
兵士のコーナーに展示する「戦地へ立つ日」 斉藤邦雄 画(平和祈念展示資料館 所蔵)
常設展示室の各所で、斎藤さんが描いたマンガ約20点のパネルが展示されます。
斎藤さんは、戦争を知らない子どもたちに向けて、兵士、戦後強制抑留者(シベリア抑留者)、海外からの引揚者の体験を、一枚の絵にまとめたマンガを数多く残しました。コトバだけでは伝わりにくい戦争の体験をマンガを通すことで、より理解がしやすいものになっています。
2023年3月7日(火)~4月2日(日)
9:30~17:30(最終入場:17:00)
・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
・新宿住友ビル全館休館日
※休館日のお知らせはこちらをご確認ください。
平和祈念展示資料館 常設展示室、ビデオシアター
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