イベント

2022年3月2日(水)~5月29日(日)

中村屋サロンアーティストリレー第4回

中村屋サロン アーティストリレー 第4回

「中村屋サロン アーティストリレー」は2018年より始めた、作家の紹介でつなぐ展覧会です。
明治末から昭和初期にかけて、新宿中村屋には彫刻家、萩原守衛(碌山(ろくざん))や画家の中村彝(つね)、書家の會津八一を中心に、人と人、心と心のつながりにより、多くの芸術家たちが集いました。
その様子は後に「中村屋サロン」と称され、日本近代美術史にその名が刻まれています。
本展ではその事象を作家同士のリレーという形で今に表すとともに、新進芸術家に発表の場を提供いたします。
毎年2名に参加頂き、それぞれ次年に展示するアーティストを指名して頂くことで「中村屋サロン」のようにつながりを広げていきます。

第4回は、前回展示作家の画家 浅見貴子さんからバトンを渡された、美術作家の安部典子さんと、折り紙作家 布施知子さんからバトンを渡された、現代美術家の富田菜摘さんです。


安部典子(あんべ のりこ) 展 「In the Room-横顔のエロシェンコ-」

第4回は、前回展示作家の画家 浅見貴子さんからバトンを渡された、美術作家の安部典子さんです。

本展では、紙の上に線を引き、カットして積上げたオリジナルの地形図のような作品、カッティングされた本やスチールキャビネットの彫刻などが展示されます。

《White on Black3》 2019年
 photo:顧剣亨
 写真提供:MAHO KUBOTA GALLERY


動画配信のご案内

1:ギャラリートーク 2022.3/2(水)AM10:30配信予定
2:作 品 制 作  2022.3/5(土)AM10:30配信予定 安部さんのアトリエを訪問し、作品の制作過程を紹介します。

《カーテン越しの軌跡》 2022年

作家コメント

カッティングというシンプルな行為によって、モノがアートに切り替わる瞬間-  1999年より 「線を引く/カットする行為」 というプロジェクトを開始、紙を1枚ずつカットし積み上げ、時間を伴い現れた形は地形図のようであり、人間と自然がシンクロしていく様を具現化する行為として、現在まで続けてきました。また白い紙を切って重ねる作品とは対照的に、本や既製品を媒体にする場合、どう裂け目を見出し切り取るのか。カッティングという行為は同じであっても、行為は必然的にコンセプチュアルに変化します。 さらに2006年から始めた引き出し付きのスチールキャビネットによる彫刻は、身体のメタファーとして見立てられ、紙の層を構造的に支えてきました。 最近では、キャビネットの輪郭と紙の層を立体的に共存させるよう、“パラレルワールド”という抽象化を探っています。
それらをインスタレーションとして、どう室内に配置させ、空間を構築させるのか。その場所の背景を含め、幾重にも重なる『見立て』を展示の核に据えてみたいと思いました。今回は、戦争画家として後に知られることとなる鶴田吾郎が、若かりし頃、中村彝とともに描いたという “もう一つの”エロシェンコの肖像画をお借りし、そのもう一方の横顔を浮かび上がらせる作品を含みます。
中村屋サロン美術館という、日本のパトロンの草分け的存在との邂逅は、喧騒から閉ざされた室内に、近代日本美術から私自身の距離を反芻する作業でもあり、 自身のカッティングプロジェクトからの軌跡を、その空間に配置していきたいと思います。

安部典子

 

 

富田菜摘(とみた なつみ)展「シャングリラ」

第4回は、前回展示作家の折り紙作家 布施知子さんからバトンを渡された、現代美術家の富田菜摘さんです。本展では、廃材を使用して作った動物たちを展示します。 まるで命を持っているようにキラキラと輝いている動物たちは、見る人を笑顔にするでしょう。

《春馬》2020年

動画配信のご案内

1:ギャラリートーク 2022.4/20(水) AM10:30配信予定
2:作 品 制 作  2022.4/23(土) AM10:30配信予定  ヤモリ等、作品の制作過程を紹介します。

《大雅》 2021年

作家コメント

普段何気なく使っている 「もの」 たち。 それらには役割があり、そのための形や色はあらためて見直すと、とても面白く美しい。
役割を終える頃には、過ごした年月や働きぶりが色褪せや傷、錆として刻まれている。
一つとして同じものはなく、強く、温かい。
使い込まれた古いものほどその風合いは味わい深く、貫禄というか凄みまで感じる。
そういった 「もの」 たちを集め、繋ぎ合わせ、新しく生きものとして生まれ変わらせている。

富田菜摘

会期

安部典子(あんべ のりこ)展 「In the Room-横顔のエロシェンコ-」
2022年3月2日(水)~4月10日(日)

 

富田菜摘(とみた なつみ)展「シャングリラ」
2022年4月20日(水)~5月29日(日)

 

開館時間

10:30~18:00(最終入館17:40まで)

休館日

毎週火曜日(5/3は開館)
4/11~4/19(展示替え)

入館料

300円
※高校生以下無料(学生証をご呈示ください)
※障害者手帳ご呈示のお客様および同伴者1名は無料
※リピート割引有り(会期中に当企画展の半券呈示で100円割引)

場所

中村屋サロン美術館

〒160-0022 東京都新宿区新宿三丁目26番13号 新宿中村屋ビル3階

 

<アクセス>

JR:新宿駅東口から徒歩2分

東京メトロ丸ノ内線:新宿駅A6出口直結

※駐車場はございませんのでご了承ください


お問合せ

中村屋サロン美術館 公式サイト

TEL 03-5362-7508

 

【関連ページ】

取材日:2022年3月2日(水)

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