まるで水上に浮かぶ御殿のような旧御凉亭
-
異国情緒漂う台湾建築で、日本庭園を一望
新宿区と渋谷区にまたがる新宿御苑。苑内にある「旧御凉亭」は、1927(昭和2)年、新宿御苑が皇室庭園だった頃、台湾在住の邦人有志により、昭和天皇の御成婚を記念して献上された建物です。皇室が庭園散策の途中に、涼を取るための休憩所として利用されていました。設計を手がけたのは、台湾在住の建築家・森山松之助。中国の建築様式(閩南式)を取り入れた木造平屋建てで、赤い瓦屋根や湾曲した軒先、内部装飾からも異国情緒が感じられます。柱には台湾杉、天井の鏡板には台湾ひのきなど、台湾から取り寄せた一級品の建築材が使われています。2001(平成13)年頃から内部が一般公開。自由に見学できるようになり、2004(平成16)年には、東京都選定歴史的建造物に指定されています。建築美と日本庭園の美しい景色を眺めながら、静かな時間を過ごしてみては。
-
遠くまで見渡せる開放的な空間
柱には台湾杉が使われています -
新宿区内藤町11 新宿御苑内
☎ 03-3350-0151
営業時間: 10月1日~3月14日 9:00~16:00
3月15日~9月30日 9:00~17:30
※下記期間を除く
7月1日~8月20日 9:00~18:30
酒類持込禁止、喫煙禁止、遊具類使用禁止
(こども広場除く)休業日: 月(月曜日が休日の場合は翌平日)、
年末年始(12月29日~1月3日)※3月25日から4月24日までと11月1日から
15日までは、月曜日も休まず開園致します。新宿御苑入園料
一般 500円/65歳以上 250円※1
学生(高校生以上) 250円※2
小人(中学生以下) 無料
※1 窓口で年齢の確認できる証明書の提示が必要です。 ※2 窓口で学生証の提示が必要です。




