成子天神社(なるこてんじんしゃ)は、西新宿のビル街にありながら、街の喧騒から離れて心身ともにリフレッシュできる場所です。創建1100年以上の歴史を持つ成子天神社には菅原道真が祀られ、「学問の神様」や「厄除けの神様」として多くの人々に親しまれています。境内には高さ約12メートルの富士塚があり、新宿区内に現存する6つの富士塚の中で最も大きな富士塚として、パワースポットとしても注目を集めています。実際に頂上まで登ることができる成子天神社の富士塚に登って、英気を養ってみませんか。

大正9年(1920)8月に、成子天神社境内にあった天神山という小山に富士山の溶岩を加えて築造した富士塚で、高さ約12mと区内で最大規模をもつ。元々は、地元の丸藤成子講社が奉祀していたもので、全盛期は200名もの講員を抱えていたというが、現在は活動していない。塚には成子講社の石碑のほか、近在のさまざまな業種の組合による寄進碑が建てられている。また、塚の北側には富士浅間神社の小祠が祀られている。平成23年(2011)3月11日に起こった東日本大震災では山頂部分が一部崩落したが、その後修築され、山頂まで登拝できるようになった。(温故知しん!じゅく散歩 成子天神社の富士塚のページより)
本殿をぐるりとまわった先に見えてくる円錐形の富士塚は、富士山の溶岩を用いて築かれたとあってゴツゴツとした岩肌が印象的。富士登山の疑似体験として昔から多くの人に親しまれた富士塚の麓には、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の像と浅間神社の里宮が鎮座し、里宮から登山道がのびています。登山道は人ひとりが通れるほどの道幅で、渦巻状に造られた小道は頂上に近づくほど傾斜が急になり、時に鎖を握りしめながら歩く場所も(サンダルやヒールではなくスニーカーの着用がおすすめ)。頂上にたどり着くまでには講碑や烏帽子岩、小御嶽神社も祀られていて、頂上までの道のりも楽しめます。富士塚のある土地自体が、周辺よりも高い場所にあることもあり、頂上からの高さは3階建て以上に見え、富士登山を成し遂げたという確かな達成感も感じられます。下部にはヤマツツジなどの緑が生い茂り、季節によって見える表情が違う成子天神社の富士塚。溶岩の感触を踏みしめながら、その魅力を何度でも堪能ください。
▼参考サイト
『東京超低山』成子富士(公益財団法人全国山の日協議会ホームページ)
https://www.yamanohi.net/report.php?id=3500
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