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2026.04.07

早稲田 宝泉寺に伝わる江戸時代の宝くじ「富突(とみつき)」

 

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「富突(とみつき)」とは

「富突(とみつき)」とは、江戸時代に幕府の許可を得て行われた、現代の宝くじのルーツとなる富くじの抽選方法です。「富突」や「突富」などと称され、箱の中に番号付きの木札(富駒)を入れ、錐(きり)で突き刺して当選番号を決めたため「富突」と呼ばれました。

 

その起源は、江戸時代初期、摂津箕面山瀧安寺の正月に参詣した者が、自分の名前を書いた木札を唐びつの中に入れ、7日の日に寺僧が錐で突き、木札に書かれた当選者に福運の“お守り”を授けた富会(とみえ)とされています。

 

当初は福運のお守りを授けるくじだったものが、次第に金銭と結びつき、私的に富くじ興行も行われ多くの人々が熱狂しました。そのため幕府は、元禄5年(1692年)に禁令を出し、特定の寺社の興行だけこの富くじを認め、それ以外は私的な賭博行為として一切禁止されました。許可された寺社の興行は、大破・焼失などによる修復や再建費用調達の方法として天下御免の富くじ「御免富(ごめんとみ)」とされ、特に“江戸の三富”として谷中感応寺、湯島天神、目黒瀧泉寺の富くじが有名でした。

 

早稲田 宝泉寺の「富突(とみつき)」

東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩3分の、早稲田大学と隣接する「早稲田 宝泉寺」では、江戸で最も古くから「富くじ(富突)」が行われていたということが、旧感応寺(天王寺)所蔵の「富興行一件記」(寛永2年)に記されています。

 

また、元禄5年(1692年)に幕府により「富突」の禁令が出された際、宝泉寺は由緒ある宗教行事であったことから、天下御免の富くじ「御免富(ごめんとみ)」として、くじを続けることが許可されていました。しかしながら、その後、許可される寺社が激増し、また境内以外にも市中での富札の闇販売や町人による興行が蔓延したこともあり、幕府公認の御免富も天保13年(1842年)の天保の改革によって禁止されました。

 

 富突(とみつき)の復活

早稲田 宝泉寺では、江戸初期から行われていた富くじ「富突」が400年の時を経て2023年に復活。

2023年以降も、毎年5月3日に開催されています。

 

◆宝泉寺の富突に参加するには

富突参加希望の方は、5月3日当日に「富突」守り(1,000円)を購入すると「富突き券」が配布されます。一等から三等の方に、限定の木札と粗品が授与されます。一等の方は、今年一年の「一番富」を授かることが出来ます!


富突券は当日現地にて「富突」守りを購入の方のみに配布されます。

※「富突」守りは年に一回の期間限定販売

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また、当日は「秘仏毘沙門天王写し絵」の御開帳、飲食店などのさまざまな出店もあります。

江戸時代に人々が熱狂した宝くじ「富突」をぜひ早稲田 宝泉寺で体験してみてはいかがでしょうか。 

 

 

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天台宗禅英山了心院 宝泉寺(寶泉寺)

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住所

〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-1-2

アクセス

東京メトロ東西線「早稲田駅」3b出口より徒歩3分
JR・西武新宿線「高田馬場駅」より都営バス 「早大正門」下車徒歩3分

お問い合わせ

天台宗禅英山了心院 宝泉寺(寶泉寺)
TEL:03-3203-8383
ホームページ:https://www.waseda-housenji.or.jp/

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