真言宗豊山派の寺院『薬王院』は、東長谷寺ともいいます。開山は鎌倉時代、相模国(神奈川県)大山寺を中興した願行上人です。江戸時代の延宝年間(1673~81年)に実寿上人が中興し、元文年間(1736~41年)には火災によって焼失しました。現在の庫裡は、明治11年の再興によるものです。 江戸時代初期の墓石など境内には石造品が多く、本寺には中世の板碑が8点保存されています(非公開)。そのうち、徳治2年(1307年)、建武5年(1338年)、貞治6年(1367年)の3枚は、保存状態もよく大変貴重な資料とされています。総本山でもある奈良の長谷寺のボタンを関東にも移すことを目指して長谷寺より 100株譲り受けたのが始まりでした。現在では庫裡の前庭や本堂前に1000株以上が植えられており、花の時期には多くの人でにぎわいます。
郵便番号 | 〒161-0033 |
住所 | 東京都新宿区下落合4-8-2 |
最寄駅・アクセス |
・西武新宿線「高田馬場」徒歩10分 |
電話番号 | 03-3951-4324 |
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